介護士の仕事は他の職種と比べて労働に対しての給料が少なく、業務内容によってはストレスの溜まりやすいものです。それでも、人のためになる仕事だと誇りを持って働いている方は多いでしょう。毎日の業務とはいえ、介護が必要な人やその家族から感謝の言葉をもらえれば、やりがいもひとしおです。
しかし、一見やりがいを感じつつ真面目に業務に取り組んでいる方の中にも潜んでいるのがうつ病。自分ではやりがいの方が大きく、少々のストレスは仕方のないことだとやり過ごしていても、実際はそうではないこともあります。真剣になりすぎることで息抜きを忘れると、辛いことを辛いと思わなくなるケースがあるのです。人に指摘されて気づく方もいますが、異変に気づきにくい職場で働いている方も少なくありません。もし、職場で辛いことが続いたり、長期にわたって重い気分が続くときには、一度内科や心療内科などを受診するようにしましょう。
たとえうつ病を発症していたとしても、早期であれば今の職場に籍を置きながら治療していくことが可能です。しかし、病状が進んでいる場合は、退職も視野に入れての治療となるので、人によっては更にストレスが溜まってしまうかもしれません。うつ病を防ぐためには、真面目に働き過ぎないということが重要です。病院や介護施設などは一般的な企業に比べて閉鎖的な空間であることが多いため、休みの日は積極的に外出して、職場とは違う雰囲気を満喫しましょう。そうすれば気分転換が図れるので、ストレスが解消されやすくなります。
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